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モレスキンのイメージ戦略が秀逸だった話

2020年10月29日
文具 0
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一時期、モレスキンというノートにハマっていた。
ポケットサイズでも2,000円超とか、普通に買うと高いのでAmazonで並行輸入品を買っていた。
それでも1,000円近かったので、ノートとしてはかなり高価である。



高価な割に品質レベルは低く、万年筆とかの水性インクで書くと覿面に滲んで裏抜けする。
また罫線の色が異常に濃いものがあったりもする。
品質面では100均のノートに負けていた(今から10年ばかり前の話。今はどうだかわからない)。

それでも使っていたのはなぜかというと、これはもう「見た目の男前さ」と「イメージの良さ」に尽きる。

特にイメージについては、メーカー(あるいは代理店?)が、とった広告戦略が実に秀逸だった。
デザイナーとか世界のクリエイティブな人々が描いたアイデアスケッチみたいなのを集め、それを徹底的に露出することで「モレスキンを使うとクリエイティブになれる!」「モレスキンは使う人をクリエイティブにする魔法のノート!」みたいなイメージ戦略を推し進め、これに感銘を覚えたクリエイティブなユーザーが自らもそういうスケッチを描いてネットにアップする。それを見てますますイメージが広がっていくという寸法である。これにがっつり乗っていた。




「コロナ脳はうんこ脳」とか言っている自分も、他方面ではこのようにイメージの海で溺れていたわけなので、あまり偉そうなことを言うものではないなと反省している。していない。

こんな高価なノートを仕事に使っても、自分の場合は非人道的なまでのなぐり書きであっという間に使い切ってしまう上、後から見返しても実のある記述はあまりないということになるのは明白だったので、プライベート用途にしていた。

しかしながら、プライベートでノートに書くことなんてそうそうあるわけでもない。



こんな感じでかっこよく絵でも描ければそれ自体を作品としてネットに公開できるが、実際には「社長が小物」みたいなどうでもいいことを下手な字で書いているだけで、後から見返しても何も面白くないのは返す返すも残念なことではある。




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百浩(ひゃくひろし)
Author: 百浩(ひゃくひろし)
大名古屋圏在住。広島生まれ。
ロンドンのことは知りません。

ネットでモノを売る人。
ロックバンド「オペラ座の怪奇人間」主催者。ギターと作曲担当。
居合道(無双直伝英信流)四段、教えの矛盾を指摘して破門される。

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